文化庁 令和4年度「大学における文化芸術推進事業」
舞台公演記録のアーカイブ化のためのモデル形成事業
ドーナツ・プロジェクト2022 連続講座全12回
-舞台芸術アーカイブを知る・つくる・かんがえる-
- ◇対象
- ・演劇、舞踊、伝統芸能などの舞台芸術に携わっている方
(アーティスト、制作者、劇団・公演団体・劇場スタッフなど)
・大学で舞台芸術や映像、アートマネジメントを学ぶ/学んだ学生
・舞台芸術の研究者、各種文化施設の学芸員、キュレーター、アーキビスト等。
・アーカイブって何?、どうやって記録を残していけばいいの?、著作権って何?と思う方 など
- ◇講座日程
- 2022年8月4日(木)、29日(月)、30日(火)、9月8日(木)
- ◇会場
- 早稲田大学 早稲田キャンパス(東京都新宿区西早稲田1丁目6‐1)
キャンパスマップ
- ◇定員
- 【会場での受講】
(講座 10回・ワークショップ2回+アーカイブ動画視聴):20名【アーカイブ動画での受講】
(ワークショップ2回分を除く、各講座終了後配信):50名
*先着順
*全ての募集を終了いたしました。ありがとうございました。
- ◇アーカイブ視聴方法
- お申し込み時にご入力いただくアドレス宛に、メールで動画視聴リンクを送付いたします。
*すべてのアーカイブ動画を公開いたしました。(10/11)
*アーカイブ動画は日本語字幕付きで配信いたします。
視聴期間:動画公開後から2023年2月28日(火)17:00まで
- ◇受講料
- 【会場での受講】:6,000円(税込)
【アーカイブ動画での受講】(ワークショップ2回分を除く)
:5,000円(税込)
*会場での受講に申し込まれる方は、受講者確定通知後に受講料をお支払いいただきます。
*受講キャンセル、ならびにお支払いいただいた受講料の返金はお受けかねますので、ご承知置きください。
- ◇募集期間
- 【会場での受講】
*無事に全日程終了いたしました。
【アーカイブ動画での受講】
2022年7月6日(水)12:00~2023年2月17日(金)23:59
- ◇申込方法
- 【アーカイブ動画での受講】
申し込みフォーム:https://donutsproject-archive.peatix.com
- ◇その他
- *会場で受講いただく方には、10回の講座が終わった時点で課題をお出しします。その課題をもとにワークショップを進めます。
*すべての講座とワークショップを会場で受講した方に本講座の修了証を授与します。
*全受講生に講座内容をまとめた「ドーナツ・ブック(仮)」を配布します(2023年3月予定)
- ◇お問い合わせ
- 運営:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)
TEL:080-8395-6124
E-mail:[email protected]
講座詳細
- 8月4日(木)〈理論編:舞台芸術アーカイブとは〉
- 第1回:13:00~14:15「アーカイブについての基礎知識と事例」
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- 講師:岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)
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- 中西智範(早稲田大学演劇博物館)
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- 松谷はるな(アーツカウンシル東京)
- 第2回:14:30~15:45「舞台芸術とアーカイブ―演劇にとって記憶とは何か?」
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- 講師:吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授)
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- *終了後、20分程度の懇談会を予定しています。
- 8月29日(月)〈技術編➀:舞台芸術アーカイブの実際〉
- 第3回:10:00~11:15「演劇の映像化事業の商業ベースでの成立にむけて」
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- 講師:高萩宏(世田谷パブリックシアター館長)
- 第4回:11:30~12:45「のこしたものの利活用について~EPAD活動紹介~」
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- 講師:三好佐智子(EPAD事務局)
- 8月29日(月)〈技術編➁:デジタルデータの適切な保存と管理〉
- 第5回:14:00~15:15「アナログ媒体のデジタル化と、デジタルデータの適切な保存方法について」
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- 講師:山下郁美(株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス)
- 第6回15:30~16:45「公演情報をどのように残すか~アーカイブを想定した整理や管理の方法などについてJDTA等を例に実践的に解説~」
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- 講師:中西智範(早稲田大学演劇博物館)
- 8月30日(火)〈技術編➂:著作権と契約〉
- 第7・8回10:00~11:15/11:30~12:45「舞台と配信の著作権の基礎」
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- 講師:福井健策(弁護士・ニューヨーク州弁護士 骨董通り法律事務所代表パートナー、EPAD実行委員、緊急事態舞台芸術ネットワーク常任理事)
- 第9・10回14:00-15:15/15:30-16:45「契約処理について-著作権をはじめとした権利処理を行う上で必要な契約処理について具体的・実践的に解説する」
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- 講師:田島佑規(弁護士 骨董通り法律事務所、EPAD権利処理チーフ、緊急事態舞台芸術ネットワーク事務局)
- 9月8日(木)〈ワークショップ〉
- 第11・12回13:00~15:45(途中休憩あり)「それぞれの受講生が考える舞台芸術アーカイブのあり方について」
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- アドバイザー:高萩宏(世田谷パブリックシアター館長)、松谷はるな(アーツカウンシル東京)、吉見俊哉(東京大学教授)、米屋尚子(EPAD事務局)、岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)、中西智範(早稲田大学演劇博物館)
講師紹介
- 松谷はるな(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)
- 愛媛県出身。東京藝術大学大学院 芸術環境創造分野修了。社会とアートの関係性、地域の文化資源を用いたクリエーションに関心を持ち、その実践を行ってきた。北九州芸術劇場、久留米シティプラザでの劇場制作を経た後、2020年早稲田大学演劇博物館にてJapan Digital Theatre Archivesの開設に携わる。2022年より現職。
- 吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授)
- デジタルアーカイブ学会会長。1957年、東京生まれ。社会学・文化研究。集まりの場のドラマ形成を考えるところから近現代日本の大衆文化と文化政治を探求、日本のカルチュラル・スタディーズを先導した。主な著書に、『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』『親米と反米』『ポスト戦後社会』『大学とは何か』『夢の原子力』『アメリカの越え方』『視覚都市の地政学』『平成時代』『アフター・カルチュラル・スタディーズ』『五輪と戦後』『東京裏返し』などがある。
- 高萩宏(世田谷パブリックシアター館長)
- 1953年東京生まれ。東京大学文学部卒。コロンビア大学アーツアドミニストレーション学科中退。1976年、劇団夢の遊眠社創立に参加。 退団後、英国での「ジャパン・フェスティバル91」、TOKYO演劇フェアなどに関わる。東京グローブ座支配人。世田谷パブリックシアター制作部長、東京芸術劇場副館長を経て現職。現在、全国公立文化施設協議会常務理事、多摩美術大学客員教授。著書「僕と演劇と夢の遊眠社」日本経済新聞出版社。
©️平岩享
- 三好佐智子(EPAD事務局)
- 79年生まれ。早稲田大学卒業後、コンサルティング企業、 外資系化学企業広報部で勤務。04年有限会社quinada(きなだ)設立。スロウライダーの制作を経て、07年より松井周(サンプル)、岩井秀人(ハイバイ)を担当。2011年に松井周がサンプル「自慢の息子」で第55回、2013年に岩井秀人がハイバイ「ある女」で第57回岸田國士戯曲賞を受賞。2016年文化庁新進芸術家育成制度で韓国へ短期留学。2019年に岩井秀人及びハイバイとの契約終了後、2020年からEPAD事務局を運営。実験と商業、演劇と映像・文学、国の内・外など境目を自由に行ったり来たりできる、才能豊かな人材を支えたいと考えている。
- 山下郁美(株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス)
- 上智大学を卒業後、2018年4月より株式会社株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスに入社。以来、アーカイブ部門の営業として、旧作の映画やドラマ作品のフィルムからのデジタル修復案件のみではなく、一般企業、官公庁、美術館・博物館等が保有するフィルムやテープの素材整理〜デジタル化後のデータ保管まで幅広くコンサルティングを行なっている。2019年には、非映像業界層に向けた映像資料のアーカイブに関するセミナーを主催。顧客は国内のみならず、アジアを中心とした海外のアーカイブ機関や映画会社も担当。
- 福井健策(弁護士・ニューヨーク州弁護士 骨董通り法律事務所代表パートナー、EPAD実行委員、緊急事態舞台芸術ネットワーク常任理事)
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- 弁護士(日本・ニューヨーク州)。日本大学芸術学部・神戸大学大学院・iU 客員教授。1991年 東京大学法学部卒。米国コロンビア大学法学修士。現在、骨董通り法律事務所 代表パートナー。『改訂版 著作権とは何か』(集英社新書)、『18歳の著作権入門』(ちくまプリマ―新書)、『エンタテインメント法実務』(編著 弘文堂)ほか。内閣府知財本部・文化庁 各委員、デジタルアーカイブ学会理事などを務める。
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- Twitter:
- ⽥島佑規(弁護士 骨董通り法律事務所、EPAD権利処理チーフ、緊急事態舞台芸術ネットワーク事務局)
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- 大阪府高槻市出身。2015年京都大学法科大学院修了。2016年弁護士登録。アート、演劇・ライブイベント、映像制作、出版、デザイン等の分野における法務サポートを中心的に行う。クリエイティブ業界を対象に無料法律相談窓口等を提供する「デザイナー法務小僧(
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- 」企画・運営。共著として『エンタテインメント法実務』(弘文堂)ほか。京都大学大学院(法学研究科)非常勤講師などを務める。
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- Twitter:
- 米屋尚子(EPAD事務局)
- 1984年、早稲田大学政治経済学部卒。外資系銀行勤務から演劇専門誌『新劇』編集部に転職。以後、フリーの演劇ジャーナリストなどを経て、1991~93年、英国シティ大学大学院に留学。1993年慶應義塾大学アートセンター立ち上げに携わった後、1994~95年、米国コロンビア大学・芸術文化研究所客員研究員として留学。1996年から2020年10月まで、日本芸能実演家団体協議会に勤務。舞台芸術に関する調査研究、政策提言、研修などの基盤整備事業にかかわった。その後、EPAD事務局に参加。また演劇教育や調査研究のアドバイザーなどを続けている。著書に『改定新版 演劇は仕事になるのか?』(アルファベータブックス 電子書籍版2018年)、『学校という劇場から―演劇教育とワークショップ』(佐藤信編 論創社、2011年)(共著)など。
- 岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館 館長)
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- 早稲田大学文学学術院教授、文学博士。専門は現代演劇論、テレビドラマ論、サミュエル・ベケット論。日本演劇学会理事、デジタルアーカイブ学会評議員、放送番組センター理事、文化審議会委員などを務める。共編著書に『六〇年代演劇再考』、『サミュエル・ベケット!――新しい批評』など、訳書に『新訳ベケット戯曲全集1 ゴドーを待ちながら/エンドゲーム』などがある。演劇博物館のJapan Digital Theatre Archives開設メンバー。Twitter:
- 中西智範(早稲田大学演劇博物館)
- 1980年生まれ。早稲田大学演劇博物館デジタルアーカイブ室所属。専門は情報処理分野。デジタルコーディネーターの役割として、『演劇情報総合データベース』などデジタルアーカイブの企画・立案・運用などの業務を担当する。東京国立近代美術館フィルムセンター(現国立映画アーカイブ)にて、所蔵品管理データベースの管理・運用や、デジタルデータの長期保存についての調査・研究業務を担当(2011年〜2018年)。デジタルアーカイブ学会所属。『Japan Digital Theatre Archives』開設メンバー。
主催:早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
文化庁令和4年度「大学における文化芸術推進事業」舞台公演記録のアーカイブ化のためのモデル形成事業
運営:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)